スマートサブステーション向けにIEC 61850-3認定ファンレスプラットフォームECU-479を発表
2024/03/05
アドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、、IEC-61850-3認定のECU-479を発表しました。このパワーオートメーションコンピュータは、スマートサブステーションのデジタル化と仮想化に対応しており、次世代スマートサブステーションや厳しい環境向けに特別に設計されています。ファンレス設計で、広範な温度範囲(-25℃から70℃)で動作可能です。最新の第13世代Intel® Core™プロセッサを搭載し、最大8+8コアを提供し、高い計算能力と仮想化アプリケーションに最適です。また、4つのビルトインディスプレイ出力とPCIeスロットを利用した拡張性も備え、SCADAシステムなどのマルチスクリーンアプリケーションに最適です。全体として、ECU-479は高い耐久性、信頼性、拡張性を兼ね備え、サブステーションアプリケーションに重要なソリューションを提供します。
IEC 61850-3準拠 第13世代Intel® Core™プロセッサ搭載
ECU-479は、IEC 61850-3規格に準拠し、過酷な環境でも安定して動作します。ファンレス設計を継続し、最大70℃で動作可能で、平均故障間隔(MTBF)が長くなっています。第13世代Intel® Core™プロセッサを搭載し、計算能力とコア数が大幅に向上しています。これにより、サブステーションのデジタル化と仮想化に最適なソリューションとして機能します。
長期安定運用のための冗長設計
インフラストラクチャには、長期にわたる連続運転が必須です。ECU-479は、ホットスワップ対応の冗長電源設計を採用しており、電源障害や予期せぬ停電時には即座に別の電源に切り替わり、システムの安定性を維持します。4つのホットスワップ対応2.5インチSATAポートと1つのM.2 SSDスロットを備え、データの冗長性を保証するRAID構成を提供します。さらに、ECU-P1524シリーズなどの追加のHSR/PRPネットワークカードを使用することで、すべてのデータ送受信が保証され、通信の冗長性を実現します。
多用途接続性と拡張性を備えた設計
ECU-479は、多様な使用シナリオに対応するため、豊富な接続オプション(LAN、USB、DP、COMポート)を備えています。4つのPCIeデバイス(最大PCIe Gen. 4 x16)を提供し、RAIDやファイバー、COM、PTP、IRIG-B、GPSクロックなどの機能拡張が可能です。また、ECU-Pシリーズの拡張カードに対応した独自のPCI/PCIeスロットにより、最大8つのRJ-45、SFP、COMポートなどのインターフェースを追加でき、通信や拡張のニーズに応じた多用途な対応が可能です。
最新OSと仮想マシンでのリモート技術対応
アドバンテックはMicrosoftの戦略的パートナーとして、ECU-479でWindows 10/11、Windows Server 2022、Ubuntu 22.04などの最新OSに対応し、仮想マシン管理に最適なマルチコアプロセッサを搭載しています。iBMC、Intel® AMT、SNMPなどのリモート管理技術もサポートし、現地保守不要でシステムダウンタイムと運用コストを削減するアウトオブバンドリモート管理を実現します。
ECU-479の主なメリット
- 第13世代のIntel®プロセッサー、8+8コア搭載
- SCADAや多様なマルチディスプレイの使用に適したクアッドディスプレイインターフェース
- RAIDカード、HSR/PRP拡張カード、冗長電源ユニット提供
- リモート管理のためのIntel® AMT、iBMC、SNMPの提供
- 広範な動作温度範囲と過酷な環境に対応するファンレスの頑丈設計
- サブステーション向けのオプションの10年保証と長寿命製品サイクル
ECU-479は現在、アドバンテックでご利用いただけます。詳細については、地域のセールスチームにお問い合わせいただくか、www.advantech.comをご覧ください。その他のIEC 61850認定サーバについては、アドバンテックサブステーションプラットフォームをご覧ください。