常時稼働する半導体自動化のための堅牢なエッジプラットフォーム構築
28-01-2026

プロジェクト背景
半導体製造の現場では、非常に高度で複雑なシステムが不可欠です。各種センサーやデバイスから取得されるデータは、製造プロセスの制御や製品品質の維持に活用されています。 SQFlashのsTLC製品はSLCクラス相当の高耐久性を備え、24時間稼働する自動化装置において、リアルタイムでのデータ保存・処理を実現します。これにより、最適なパフォーマンスを維持し、ダウンタイムの発生を防止します。
さらに信頼性とセキュリティを強化するため、ホストプラットフォームにはIEC 62443-4-2認証を取得した組み込みシステム「ARK-1251」を採用し、堅牢なサイバーセキュリティを実現しています。
顧客の課題
半導体製造環境において、工場の自動化は効率性と生産性を維持するうえで極めて重要です。自動化された装置やシステムは、24時間休むことなく稼働し続けています。
そのため、システムとSSDの統合には、高速なデータ処理性能、産業用途に耐える高い耐久性、そして強固なサイバーセキュリティ対策を兼ね備えることが求められます。これらを満たすことで、連続稼働という過酷な条件下でも、安定かつ信頼性の高いシステム運用を実現する必要があります。
導入効果
従来のSLC(シングルレベルセル)フラッシュを採用したSSDは、高速かつ高耐久という特長がある一方で、コストが高く容量にも限りがあり、データ量が増大する現代の工場環境には適していませんでした。
こうした課題を解決するため、SQFlashはsTLC(疑似SLC)フラッシュ技術を採用したSSDを提供しています。これは3D TLCフラッシュを強化し、SLCレベルの耐久性を実現した技術です。
最大5万~10万回の書き換えサイクルに対応するSQFlashは、SLCに近い性能と大容量、そして24時間稼働する産業用途に求められる高い信頼性を兼ね備えています。
このストレージソリューションを支える産業用コンピューターの中核として、組み込みシステム「ARK-1251」を採用しています。エッジ自動化向けに設計されたARK-1251は、IEC 62443-4-2認証に準拠したサイバーセキュリティに加え、広い動作温度範囲や耐振動性能を備え、過酷な工場環境でも安定した運用を可能にします。
また、拡張性の高いI/O設計により、フィールドセンサーから制御ネットワークまで多様な接続に対応。さらにAIアクセラレーションにより、エッジでのリアルタイム解析や高度な意思決定を実現します。
SQFlashとARK-1251を組み合わせることで、信頼性とセキュリティに優れた強力なエッジコンピューティング基盤を構築できます。これにより、データの取得・処理・分析を安定して行い、スマートファクトリーの性能向上、ダウンタイムの最小化、そして将来を見据えた自動化設備を実現します。
アドバンテックを選ぶ理由
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- 最大2TBのフラッシュストレージに対応(動作温度:0~70℃ / -40~85℃)
- 対応モデル: SQFlash SATA 840、650 SQFlash NVMe PCIe 920、720 sTLCシリーズ
- 出荷前に全製品を対象とした100%バーンインテストを実施 SQFlashは24時間のストレステストを実施
- 高温・低温環境下での100%フルロードバーンインテスト、低温起動テスト(1,000サイクル)