第11世代Intel® Core™プロセッサーを搭載したCOM Express Mini Type10モジュール製品「SOM-7583」を発表
3/8/2021
また、Intel® Deep Learning Boostエンジンである「VNNI」を用いたAIアクセラレータとして使用することもでき、これにより、推論パフォーマンスを大幅に効率化させることが可能です。また、アドバンテックでは、AIへの高まる需要に基づき、Intel® OpenVINOツールキットをベースとしたAIソフトウェア「Edge AI Suite」を提供しています。
この「SOM-7583」は、航空宇宙向けのデバイスや、産業用制御装置や検査装置、車載向け装置、無人搬送車(AGV)や自律移動ロボット(AMR)などといったエッジ環境でのアプリケーションなどに最適です。
SOM-7583の主な特長とサーマルソリューション
さらに、アドバンテックでは、上記の機能に加え、熱を放散し、60°C・熱設計電力(Thermal Design Power、TDPとも)15Wの条件下で稼働することができる、最先端のファンレスなサーマルモジュールを導入しています。このサーマルモジュールは、高さがわずか「27mm」で、CPUに直接接触する銅製のブロックが搭載されており、フィンではんだ付けされたヒートパイプを介して熱を放散することができます。
効率的なデータ転送を実現する高速なI/O
バンドルの組込みソフトウェアでセキュリティを強化&リモート管理
また、ソフトウェア面では、BIOSセキュアブート、そしてIntel®のTPMファームウェアを介して多層セキュリティを行い、ユーザーのデータを保護します。アドバンテックは、最適化されたUIを介して、SSDの状態や、メモリの負荷、CPU内の温度などを監視することができる、アドバンテック独自のIoT管理ソフトウェア「WISE-DeviceOn」にも対応しています。 WISE-DeviceOn OTA(無線)とWOL(wake-on-LAN)の組み合わせることで、BIOSとソフトウェア更新をリモートでスケジューリングし、工場内のキャパシティを最適化することができます。さらに、オンボードされたNVMe SSDへバンドルのソフトウェアを組込んで、データを素早くフォーマット化したり、内部ストレージから機密情報などの特定データも削除することもできます。こうしたテクノロジーは航空宇宙デバイスでの要件を満たす最適なソリューションです。過酷な環境でも動作可能な堅牢な信頼性設計
「SOM-7583」は、パワフルな性能と高速なI / Oに加え、信頼性を高めるように設計された堅牢なモジュール製品です。主要コンポーネントも全て搭載した防振使用であるため、車載向け装置に理想的ソリューションです。また、広範囲の電源入力(8.5〜20V)・幅広い動作温度(-40〜85°C)にも対応しているため、航空宇宙デバイスや過酷な環境でのアプリケーションに最適なモジュールソリューションです。第11世代Intel®Core Tiger lake プロセッサー COM Expressミニモジュール Type10 SOM-7583
- Intel® 第11世代Core™プロセッサー搭載のCOM Express Mini Type-10モジュール製品
- 16GB LPDDR4X (4266MT / s)、NVMe SSDをオンボード
- IBECC規格対応
- 周囲温度60℃・TDP15Wでも動作が可能なファンレスサーマルモジュール ・キャリアボード設計に最適なUSB4に対応
- 動作温度:0〜60°C
- 拡張温度:-40〜85°C