ARKとIEC-62443 ― 欧州サイバーレジリエンス法に対応したCNC装置のセキュリティ強化
10/17/2025
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地域:ロンドン
プロジェクト背景
日本、アメリカ、中国では、CNC(数値制御)装置への需要が常に高い状況が続いています。しかし、各国間の情勢が複雑化し、競争が激化する中で、世界中のCNC装置および類似機械メーカーは、需要が高い且つより安定した市場への進出を模索しています。今回の顧客もそのうちの一社であり、欧州連合(EU)への参入を目指しています。 世の中のデジタル化が加速する中、サイバーセキュリティの重要性はこれまでになく高まっています。こうした状況を受け、欧州議会は「サイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)」を制定しました。 この法律は、欧州市場でデジタル製品を販売または提供する非欧州メーカーにも適用されます。今後のCRAに対する準拠を見据えた、当顧客の新たなプロジェクトにおいては、動作状況やデータのモニタリングを同時に行っている間、マルチアクス(多軸)CNC装置を動作させる高性能プロセッサが要されます。
顧客の課題
ヨーロッパは自動車製造分野で世界的に知られています。 CNC加工される部品やコンポーネントがより複雑化するにつれ、一度のセットアップで複雑な形状や機能を加工できる、多軸かつ高性能な機械が必要とされています。 また、2027年に施行予定のサイバーレジリエンス法は、非常に複雑で多くの機械メーカーにとってなじみが薄いため、要件を完全に理解し遵守するのは容易ではない事から、顧客にとって大きなハードルとなっています。
導入効果
第12世代・第13世代・第14世代のIntel® Core™ プロセッサを搭載した「ARK-3534シリーズ」は、マルチアクスCNC装置のスムーズな動作に必要な高い処理性能を実現します。 また、PCIe x16 GPU拡張に対応しており、機械のモニタリングや運用データ収集を通じて生産最適化をサポートします。 さらに、IEC 62443-4-2認証を取得しているARK-3534は、CRA準拠に向けた開発期間を最大60%短縮し、コストを最大50%削減することに貢献します。
ソリューションの主な特徴

- ARKシリーズは、産業用途での信頼性と安定性において長年の実績があります。
- PCIe x16スロットによるGPU拡張に対応し、AIアプリケーションの要件にも対応可能です。
- コンパクト設計により、限られた設置スペースにも最適です。
- IEC 62443-4-2のVoC認証を完了しており、事業化調査や検証にかかる時間・コストを削減し、導入スケジュールを効率化します。