ドバイ空港での断熱ソーラーガラス(HISG)導入におけるWISE-PaaSとWebAccess/SCADAを使ったリモートモニタリングシステム(遠隔監視システム)開発
2019/08/15
プロジェクト概要
プロジェクト要件
- 台湾で手軽に利用できるプライベートクラウドを作るためのPaaS(Platform as a Service)。
- 二次開発プロセスを迅速に進められる、学習しやすく使いやすいプログラミングツール。
- ドバイの砂漠気候の猛暑に耐えられる堅牢で耐久性のあるハードウェアデバイス。
プロジェクト詳細
WISE-4010:IoTイーサネットI/Oモジュール
ECU-1251:産業用通信ゲートウェイ
ECU-4784:パワーオートメーションコンピュータ
HPC-7242:産業用サーバ
WISE-PaaSおよびWISE-PaaS/WISE.M+ IoTプラットフォーム
WebAccess/SCADA:ブラウザベースのグラフィックス制御プログラム


WISE-4010とECU-1251は、台湾の研究者がドバイのディスプレイ設備を遠隔監視するために使用されています。WISE-4010とECU-1251は両方のディスプレイ施設で動作し、前者はガラス表面温度、環境温度・湿度、電力使用量(電力計)、空調運転(赤外線トランスミッター)などのデータを収集し、後者はこれらのデータを前処理しました。このデータはECU-4784(屋外の電気ボックスに設置)に送られ、コンピュータが対応したIEC61850プロトコルのフォーマットへと変換し、4Gネットワークを介して台湾側に設置したHPC-7242サーバに送信されました。データはICP社がWISE-PaaSとWISE-PaaS/WISE.M+上に構築したプライベートクラウド上にリアルタイムで表示させました。
- WISE-4010:4-ch電流入力と4-chデジタル出力のIoTイーサネットI/Oモジュール
- ECU-1251:2×LAN、4×COMポート搭載 TI Cortex A8 産業用通信ゲートウェイ
- ECU-4784:IEC-61850-3認定パワーオートメーションコンピュータ
- HPC-7242:4×ホットスワップSAS/SATA HDDトレイ および RPS 搭載 ATXマザーボード用2Uラックマウントシャーシ
- WISE-PaaS/EnSaaS:エッジからクラウドサービスへの産業用PaaSソリューション
- WISE-PaaS/WISE.M+:クラウド対応の産業用IoTリアルタイム監視・運用プラットフォーム
- WebAccess/SCADA:ブラウザベースのSCADAソフトウェアプラットフォーム
システム構成図
