アドバンテック、WISE-2410LoRaWANワイヤレス振動センサを発売
2020/03/18
産業用コンピュータの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、社長:マイク小池、以下 アドバンテック)は、モーターやファンなどの回転機械に置くだけで振動、温度データをLoRa*無線で送信するWISE-2410 LoRaWANワイヤレス振動センサを2020年3月18日に販売を開始します。WISE-2410は手軽に回転機械の振動監視を実現できるIoTセンサで、保全作業と機械の健全性把握の効率性を飛躍的に向上することができます。
WISE-2410発売の背景 -従来、回転機械の振動監視は難しかった
WISE-2410発売の背景 -従来、回転機械の振動監視は難しかった
回転機械を使う現場では異常の兆候をとらえ故障を防ぐために振動測定が重要な手段となっています。そのため定期的に全ての回転機械を巡回して振動測定を行うことが一般的ですが、巡回せずに異常の兆候をとらえることができる振動の常時監視は多くのお客様で望まれています。しかし、現状では振動監視システムは専門的で高価で、センサ設置に配線工事が伴い簡単に導入できないという課題があります。
革新的なソリューションWISE-2410
革新的なソリューションWISE-2410
WISE-2410LoRaWANワイヤレス振動センサは3軸加速度センサ、温度センサを内蔵した小型の電池駆動のワイヤレス振動センサです。センサの回転機械への取り付けはねじ止めまたはマグネットベースを使って置くだけで完了します。取り付け後センサで測定したデータは、LPWA(Low Power Wide Area-network、:省電力広域ネットワーク)の1つであるLoRa通信を使って任意の時間間隔でLoRaWANゲートウェイに送信します。ゲートウェイからはクラウドやローカルPC/サーバーの既存システムへの取込みや新たなアプリケーションで管理ができます。測定値から振動値の評価はISO 10816-3(JIS B 0906)の回転機械の評価基準や、既に使用している基準で行うことができます。
WISE-2410の主な特徴
WISE-2410の主な特徴
- LoRa(WAN)通信で干渉も少なく長距離エリアをカバー
- IP66の小型の筐体に3軸加速度センサ、温度センサを内蔵
- バッテリー駆動で配線が不要の置くだけの簡単設置
- 稼働時間:約3年間(1時間1回の送信の場合)
WISE-2410の概要
WISE-2410の概要
- 製品名:WISE-2410 ワイヤレス振動センサ
- 測定・演算:振動速度RMS、加速度(RMS、ピーク)、クレストファクタ、尖度、 歪度、標準偏差
- 加速度レンジ:±19/39/78/156m/s2
- 無線通信:LoRa(WAN)(技術適合認証取得済)
- 取付:ねじ(UNF 1/4-28)、マグネットベース(別売)
- サイズ:84.7x48.3mm
- 発売日:2020年3月18日
- 標準価格:50,000円(税別)
本件に関するお問い合わせ先
アドバンテック株式会社
IIoT事業部 TEAM マーケティング 松本 恭一
TEL:06-6267-1887 Mail:AJP.IIOT.Marketing@advantech.com
LoRa(WAN)の名称は、Semtech Corporationの商標です。