2026年10月16日 - Advantech Co., Ltd(本社:台湾・台北市、Chairman:K.C. Liu、以下 アドバンテック)は、試験・検査・認証分野で100年以上の実績を持つ第三者認証機関DEKRA SE(本社:ドイツ・シュトゥットガルト、CEO:Stan Zurkiewicz、以下 DEKRA)と、産業機器およびエッジAI製品のサイバーセキュリティコンプライアンス強化を目的としたMOU(Memorandum of Understanding:基本合意書)を締結したことを発表します。
EUサイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)の施行が進む中、欧州市場をはじめとするグローバル市場では、産業機器やエッジAI製品に対するサイバーセキュリティ要件への対応がますます重要になっています。本協業により、両社は製品設計段階からサイバーセキュリティおよび認証要件への対応を支援し、IEC 62443をはじめとする国際規格への適合を促進することで、エンドユーザーやシステムインテグレーターの市場投入期間の短縮とコンプライアンスリスクの低減を支援します。
MOUの調印式 - アドバンテック Miller Chang氏(左)、 DEKRA SE Stan Zurkiewicz氏(右)
アドバンテックのエンベデッドIoTビジネスグループ 社長 Miller Chang氏は、次のように述べています。
「エッジAIの急速な普及に伴い、コンプライアンスは製品出荷前の認証手続きではなく、開発初期段階から
考慮すべき重要な要素となっています。アドバンテックの産業用コンピューティングおよびエッジAIに関する知見と、DEKRAのグローバル認証・試験における専門性を組み合わせることで、お客様が規制要件を早期に把握し、コンプライアンスリスクを低減しながら市場投入までの期間を短縮できるよう支援します。信頼できるエッジAIイノベーションを、より効率的に世界市場へ届けていきます。」
また、DEKRA CEOのStan Zurkiewicz氏は、次のように述べています。
「デジタルトラストは、産業イノベーションをグローバル市場で成功させるために不可欠です。AIやコネクテッドテクノロジーの活用が製造業、エネルギー、輸送分野へ広がる中、安全性とサイバーセキュリティを証明する第三者評価の重要性は高まっています。アドバンテックの豊富な産業知識と、DEKRAの独立した試験・認証の専門性を組み合わせることで、企業による国際規制への対応と新技術への信頼構築を支援していきます。」
近年、製品開発の後工程でコンプライアンス要件への対応を行うケースでは、設計変更によるコスト増加や市場投入の遅延が課題となっています
今回の協業では、アドバンテックとDEKRAが開発初期段階から規制および技術要件を評価し、認証取得に向けたロードマップ策定を支援します。
技術評価、文書レビュー、認証準備、脆弱性管理、安全な開発プロセスの構築支援などを包括的に提供し、製製品企画から設計、試験、認証、市場投入まで、一貫したコンプライアンス体制の構築を支援します。 これにより企業は、後工程での設計変更によるコストや工数を削減するとともに、各市場の規制要件へ効率的に対応できるようになります。
「AFE-E630」、IEC 62443-4-2 セキュリティレベルSL2適合を確認
本協業の第一弾として、アドバンテックの産業用エッジコン
ピュータ「AFE-E630」が、DEKRAによる第三者評価を経て、
IEC 62443-4-2のセキュリティレベルSL2に適合していることを
示すAoC(適合証明書)を取得しました。
「AFE-E630」は、産業用EV充電システム向けに開発されたエッジコンピュータです。今回の評価により、不正アクセス対策やユーザー認証、データ保護など、IEC 62443-4-2で求められる主要なサイバーセキュリティ要件を満たしていることが、第三者機関による評価を通じて確認されました。
これにより、お客様はAFE-E630を採用することで、サイバーセキュリティ対応が求められるシステムの構築や
各種認証取得を、より効率的かつスムーズに進めることができます。
アドバンテックとDEKRAは今後、AI搭載システム、半導体製造装置、ロボット、ドローン、エネルギー設備、交通インフラなど幅広い産業分野へ協業領域を拡大していきます。 AIや自律型システムの普及に伴い、安全性とサイバーセキュリティの重要性はますます高まっています。
両社は、アドバンテックのエッジコンピューティング技術とDEKRAの認証・評価ノウハウを組み合わせることで、各国・各地域の規制対応や市場投入の迅速化を支援し、安全で信頼性の高いエッジAIシステムの普及を推進してまいります。
■Compliance Co-Development Service
アドバンテックとDEKRAは、製品開発の初期段階から
サイバーセキュリティ対策と規制対応を支援します。
EU CRAやIEC 62443への対応に必要な評価・認証プロセスを包括的にサポートし、お客様のコンプライアンスリスク低減と市場投入期間の短縮に貢献します。
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■IEC 62443 Certification Solution
アドバンテックは、産業機器メーカーのサイバーセキュリティ対策およびIEC 62443認証取得を支援する「IEC 62443 Certification Solution」を提供しています。
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■産業用EVチャージャー向けシステム 「AFE-E630」
・ Rockchip社 RK3568J 4xA55プロセッサ搭載
・ コンパクトなファンレス設計(154 x 108 x 48.7 mm)
・ 豊富なI/O
・ 電源入力(9-30V DC)
・ 動作温度範囲( -40~ 70℃)
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※本プレスリリースは、こちらの英文リリースを翻訳したものです
1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。 ※出展:OMDIA-Market Share estimates for Industrial PCs: World, 2025 Edition
2025年からは、エッジコンピューティングとエッジAIを中心にEdge Intelligent Systems」、「Energy & Utilities」、「Manufacturing」、「iHealthcare」、「iCity Services & iRetail」の5つの主要市場に注力します。さらにグローバルでの事業展開を一層強化するために、人財育成とパートナーシップを加速、DXを推進することで、将来にむけた持続的な成長基盤の確立と、「Enabling an Intelligent Planet」という企業ビジョンの実現を進めてまいります。
DEKRA SEは、1925年にドイツで設立された世界有数の試験・検査・認証(TIC:Testing, Inspection and Certification)機関です。
自動車、産業機器、サイバーセキュリティ、機能安全、AIなど幅広い分野において第三者試験・認証サービスを提供し、世界各国の企業の安全性、信頼性、コンプライアンスの向上を支援しています。
※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。