無人搬送車(AGV)/自律移動ロボット(AMR)、ナンバープレート自動認識システム(ANPR)、自動光学検査/外観検査装置事例
2020/12/02
マシンビジョン(Machine Vision、MV)は、検査での効率と精度を高めるため、産業オートメーションや輸送アプリケーションでますます普及しています。 マシンビジョンは、取得した画像の処理を主に行い、その市場は2020年に107億ドル、2025年には147億ドルに達すると言われています。
アプリケーション事例1:無人搬送車(AGV)、自律移動ロボット(AMR)

自動倉庫(Automated Storage/Retrieval System、AS/RS)、空港内のインテリジェント手荷物処理システム、食品加工や穀物処理システムなどのアプリケーションでは、無人搬送車(AGV)やAMR(自律移動ロボット)が多く採用されています。こうしたアプリケーションでは不具合を避けるため、多くの場合システム内にカメラやセンサーが採用されており、こうした画像処理(Image Processing)を行うには高性能なコンピューティングが必要不可欠となっています
ソリューション
アドバンテックの組込みPC、EPC-C301は、第8世代Intel® Core™プロセッサを搭載した組込みPCです。4x GbEと4x USB3.2に対応した最大4つのコンピューティングコアを搭載しており、高解像度カメラ接続やAI拡張を行うことができます。また、アドバンテックのエッジAI加速モジュールVEGA-330を組込むことができます。このように、マシンビジョンにおいて、「集中的な画像処理(Intensive Image Processing)」を行うことができるのです。さらに、追加の4x USB2.0/UARTを利用して、センサーや物体検知を行うミリ波レーダーへ接続することができます。また、2x CANBus(絶縁)によって、ホイールコントロール(Wheel Control)などの「ミッションクリティカルな制御(Mission Critical Control)」を管理することができます。このように、EPC-C301は、コンパクトかつファンレスな設計で、採用がしやすく、高信頼なソリューションです。
アプリケーション事例2:ナンバープレート自動認識システム(ANPR)

ソリューション
アプリケーション事例3:自動光学検査/外観検査装置(AOI)

ソリューション
検査をより正確・効率的に行うため、高性能なCPU・グラフィック性能・スピードが重要ですが、EPC-C301は、最新の第8世代Intel® Core™ SoCプラットフォームを搭載しています。コア数がデュアルからクアッドに倍増しているため、前世代CPUと比較して性能が1.5倍向上しました。また、SATA SSDの5倍の性能が向上したM.2 PCIex4 SSD、また、ボトルネックのない性能を保証するデュアルチャネルDDR4 32GBも搭載しております。 さらに、周辺機能接続向けの幅広いインターフェースも搭載しており、最大1Mbpsまで対応可能な3x RS-232 / 422 / 485、2x CANBus(独立)、8x DIOで必要な機能を全て搭載しております。
- 第8世代Intel® Core™ i7-8665UE / i5-8365UE搭載
- 最大32GBのデュアルチャネルDDR4(2400MT/s)
- HDMI + DP デュアル4Kディスプレイ
- 4x GbE、4x USB 3.2、4x USB 2.0、2xCANBusI(絶縁)
- 3x RS-232/422/485、1x RS-232、8 GPIO
- WiFi+ BT用M.2Eキー、LTE用Bキー、SATASSD・高性能PCIe x4 NVMe用Mキー、AI加速カード用mini-PCIe
- 電源入力:12V、動作温度範囲:-20〜60°C
- Windows 10・Linux向けのソフトウェアAPI 、iManager対応
- IoT デバイス運用&管理ソフトウェア、WISE-DeviceOnをサポートします
- 評価キット・ストックは、VEGA-330、Ubuntu 18.04 LTS、Intel® OpenVINO™ツールキットを搭載
