スマート試着室事例2(産業用UTXマザーボードAIMB-U233)
2021/01/21
アプリケーション要件

課題
1.「だれでも使いやすいデザイン」・「高性能なAI組込みシステム」。
2.複雑なソフトウェアモジュールや複雑なAIアルゴリズムを実行する「高性能なコンピューティングプラットフォーム」。
3.服装の隅々まで正確に表現できる、高解像度対応の「強力なグラフィックプロセッサー」。
4.高度なアルゴリズムを用いて動作の認識や、バーチャル画像のレンダリングといった複雑なアクティビティを迅速・正確に処理できること。
5.ラグやレイテンシーがないこと。
6.システムのデジタルカメラやセンサー、コンピューターが滞りなく動作すること。
こうした課題を解決し快適な環境を構築することは、マーケティング的観点からアパレル店に対し重要な役割を果たすことになります。しかし、快適な試着室にはなるべく不快なノイズ音を発しないコンピューターシステムが必要となります。このように、システム設計を行う上で、「省スペース」かつ「低ノイズ」なソリューションを構築することが非常に重要となっています。
ソリューション
また、AIMB-U233は「ファンレス設計」で、不快なノイズ音を発しません。また、AIMB-U233は、M.2 Mキー/Bキー/Eキーの拡張モジュールの他に、様々なアプリケーションに対して高い互換性を持ち、コンピューティング性能を大幅にアップさせることができます。例えば、「M.2 Mキー」と「NVMe PCIe X4」を組み合わせることで、ストレージの読取り・書込み速度を最大400%向上(前世代のSATA 3.0 SSD比)。また、M.2 Eキーは、スマート試着室で必要な拡張グラフィックス演算を行う「インテルMovidiusTMVPU搭載VEGAモジュール」をサポートしています。さらに、アドバンテックのソリッドなRDリソースによって開発プロセスの短縮も可能です。
万一システム障害が発生した場合でも、ボタンをタップしWISE-DeviceOnを用いて問題に対処することができます。組込みのUSBコントローラーを使用してデバイスの電源供給を停止するだけで、軽微な計算間違いを解決することができます。リモートによるBIOSシステムによるシームレスな更新・バックアップリカバリメカニズムで、デバイス内のデータを保存する必要性はありません。
まとめ
Intel Whisky Lake 搭載パームサイズ UTXマザーボード
AIMB-U233
- パームサイズのマザーボード設計(112 x 137 mm)
- ファンレス操作可能な、パワフルな第8世代インテル®Core™iプロセッサー
- 多様なI/O・システム拡張スロット: 4x COM、4x USB、2x HDMI、2x GbE LAN、16ビットGPIO、3x M.2拡張スロット
- 遠隔監視・管理用のWise-DeviceOnソフトウェアに対応
