アドバンテックとFORT Robotics、MIC-735で安全なフィジカルAI技術を共同開発
2026/04/07
アドバンテック株式会社(本社:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、NVIDIA IGX™ T5000 モジュール搭載のMIC-735を近日中に発売予定であると発表しました。
▶ Advantech Co., Ltd – 発表資料 >>
※以下、本プレスリリースの翻訳となります。

2026年3月17日、Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、近日発売予定のNVIDIA IGX™ T5000を搭載したMIC-735の発売を控え、エッジAI製品ラインアップをさらに拡充することを発表しました。本製品はNVIDIA IGX Thor™ プラットフォームを基盤とし、高速センサ処理、エンタープライズクラスの高信頼性、そして機能安全を融合させることで、リアルタイムなフィジカルAIをエッジで実現します。 ミッションクリティカルな現場要件に対応するため、アドバンテックはNVIDIA Halos AI Systems Inspection Labに参画し、FORT Robotics(以下「FORT」)と連携して同社の組込み型安全アーキテクチャをMIC-735に統合しました。NVIDIA® は機能安全、サイバーセキュリティ、AI、規制要件を統合した世界初のANAB認定AI Systems Inspection Labを運営しており、本協業により、ロボットやAMR向けアプリケーションで高信頼かつSIL認証レベルの制御が可能になります。
NVIDIA Halosは、車両およびロボットアーキテクチャからAIモデルに至るまで、安全要素を統合管理するフィジカルAI向けのフルスタック安全システムです。ハードウェア、ソフトウェア、ツール、モデル、設計原則を組み合わせ、AIベースのエンドツーエンドな自律走行・ロボティクスシステムの安全性確保を支援します。 アドバンテック 副社長のマジック・パオは次のように述べています。
「フィジカルAIの導入には、単なる演算性能だけでなく、安全性と制御の統合が不可欠です。FORT Roboticsとの協業、そしてNVIDIA IGX Thorプラットフォームの活用により、高性能と最高水準の安全性を両立した統合基盤を提供します。」
また、FORT Roboticsプロダクト責任者のアモド・ダムレ氏は次のようにコメントしています。
「安全性は後付けではなく、設計の中核であるべきです。エッジAIプラットフォームに機能安全を組み込むことで、ロボット開発者が複雑で変化する環境でも安心して拡張できる環境を提供し、さまざまなアプリケーションで安全かつ効率的な運用を実現します。」
NVIDIA IGX Thor™ による前例のないエッジAI演算性能
MIC-735は、最大2,070 FP4 TFLOPSの演算性能を発揮する量産対応のエッジAI推論システムです。アドバンテックはNVIDIA IGXの安全要件に基づき、機能安全をプラットフォームに組み込み、NVIDIA Halos AI Systems Inspection Labを通じて実装および統合を検証しています。本システムは、オンボードおよび外部センサのデータを統合的に処理し、フィジカルAIの「構想から実装」までのプロセスを加速します。
機能安全を統合したアーキテクチャ
MIC-735は、NVIDIA IGX Thorのリファレンスデザインを基に、機能安全を統合した設計となっています。また、FORT Nano Safety Controller Pro(NSC Pro)との直接統合にも対応しています。この組み込み型安全コントローラにより、「アウトサイドイン型」のロボット機能安全を導入したいエコシステムパートナーは、外部からの安全指令を機体内部のアーキテクチャで確実に受信・実行でき、リアルタイムでリスクを低減できます。
さらにMIC-735は、10年間の長期運用とNVIDIA AI Enterprise-IGXソフトウェアスタックに対応し、以下のプラットフォームを用いたアプリケーション開発を可能にします。
- NVIDIA NIM™ マイクロサービス
- NVIDIA Isaac™(ロボティクス向けオープンモデル/ライブラリ)
- NVIDIA Metropolis(ビジュアルAI)
- NVIDIA Holoscan(リアルタイムセンサ処理)
機能安全管理においては、FORTのエコシステムが提供するAPIを通じて、安全設定の動的変更が可能であり、既存のエンタープライズシステムとの統合も容易です。
センサ同期と堅牢なコネクティビティ
NVIDIA HoloscanとHoloscan Sensor Bridgeを統合したMIC-735は、複数センサとAIプロセッサ間で高帯域・高精度の同期通信を実現します。動作温度は-30°C~60°Cに対応し、5GやSFP28(4×25GbE)などの高速インターフェイスを備えています。安全性の観点から、入力信号はFORT Endpoint Controller(EPC)を経由し、専用プロトコルでNSC Proへ安全に接続されます。
実運用を見据えたロボティクス設計
MIC-735とFORTの技術を組み合わせたソリューションは、ロボットおよびAMR向けに最適化されています。複雑な地形を移動する現場でも、安全な無線やIPネットワーク経由でSIL認証済みのリアルタイム非常停止(E-Stop)機能を提供します。Endpoint Controllerによるフリート全体への指令送信や、Wireless E-Stop ProとSafe Remote Control Proを活用した単体AMRのローカル制御にも対応可能です。
NVIDIAのAI 技術とFORT Roboticsの安全設計を融合したMIC-735 は、開発と統合の負担を抑えつつ、安全で高性能なエッジコンピューティングをロボティクス/自律システム向けに提供します。
NVIDIA GTC 2026に出展
アドバンテックは、2026年3月16日~19日に米国サンノゼで開催されるNVIDIA GTC 2026に出展します。ブース番号#1134にて、アドバンテックとFORT Roboticsによる共同ソリューションをご紹介します
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