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ワイヤレスePaperディスプレイソリューションアプリケーションシナリオ:スマート倉庫 アドバンテックRMA本部

31.03.2020
   


アドバンテックのRMAセンター(修理センター)は世界中に6つの拠点を展開しています。そして台湾本社にあるRMAセンターでは、5000個以上の部品の在庫が10列の双方向保管キャビネットで管理されています。世界中の6つの拠点からなる巨大な組織にとっては、提供される情報が在庫状況だけでは十分ではありません。全ての部品の在庫を持ちすぎることなく、その日の運用に必要な分量だけを満足することが求められます。そのため、在庫状況を知るだけでは十分ではないのです。さらに、在庫状況をベースにトータルな在庫を利用してよりよい顧客レスポンス、コスト削減を図ることが求められています。

ワイヤレスePaperディスプレイソリューションが倉庫業務を変革   

ワイヤレスePaperディスプレイデバイス EPD‐023の強みは、1つのデバイスが同時に異なる注文に対して3つのタスクを受け取ることができます。3個のLEDボタンを備え、さまざまなアプリケーションで多様なインタラクションを提供できるようになりました。LEDは材料がどこにあるかを探すためのインジケータにもなります。ボタンを使用することで、さまざまな人がEPD-023上でページや情報を確認することができ、プロセス改善にとって大幅に役に立ちました。

倉庫にあるアプリケーションのユーザーシナリオでは、部品を必要とする人はオンライン機能を利用できます。他のRMA拠点向けの部品が到着すると、回収を手伝う窓口オペレーターが現れます。部品が回収されると、在庫がアップデートされ、ラベルが貼られて出荷準備が整えられます。一方、ローカルの修理エンジニア向けの部品が届いた場合は、エンジニアは待ち時間なしに、自分自身 で部品を収集することができます。

EPD-023を配備した倉庫の事例では、EPD-023を使用する以前では倉庫オペレーターは在庫メンテナンスに膨大な時間を費やし、メンテナンスエンジニアもまた、パーツの到着までに膨大な待ち時間を費やしていました。


スタンバイステータスです。画面にはパーツ番号と在庫状況のみが表示されています。

デバイスがオーダーを受信すると、対応するLEDが点灯して材料の回収を促します。エンジニアのマンソン(Manson)が黄色LEDの点灯に従って1個の材料を回収しました。タイミングによっては在庫が切れている場合がありますが、この場合にはピッキング担当が在庫のQRコードをスキャンして管理システムに知らせることもできます。

ePaperデバイスがピックオーダーを示し、エンジニアはePaperのピッキング情報に従ってパーツを受け取ります。その後デバイスはスタンバイモードに戻り、ストック状況がアップデートされます。

EPD-023を使用することで、基本的な在庫状況の管理や在庫の良好な状態の維持が行えることができます。部品は複数の拠点間を相互に移動することができるので、ある拠点で在庫切れとなった場合でも、短いリードタイムで材料の供給搬送が可能になります。

また、修理エンジニアがオンラインを利用して自分自身で直接パーツを受け取ることもできます。スマート倉庫では部品の在庫管理のおかげで修理にかかる作業時間を短縮しコスト効率を高めることができるため、結果的に人材の適所配置にも効果を上げています。

ワイヤレスでバッテリー駆動のePaperディスプレイが革新的なIoTインターフェイスを提供

RMAセンターに加えて、Advantech台湾本社林口キャンパスには、ワイヤレスePaperディスプレイソリューションの他の多くのアプリケーションがあります。たとえば、スマートバス停の情報の表示、会議室利用情報表示、生産ラインの仕掛り製品台車の生産進捗表示、外部情報掲示板など数多く活用されています。ワイヤレスePaperディスプレイソリューションのプロダクトマネージャーであるSabrina は、ePaperデバイスは、カラーディスプレイを必要としない情報表示アプリケーションに適していると考えています。また、ePaperデバイスは、軽量且つ直射日光下でも読みやすいという利点を備え、IoTアプリケーションに最適であることを強調しています。