医療システムでの導入事例（Mini-ITX マザーボードAIMB-233/AIMB-286 & BIOS）
08.01.2021
アプリケーション要件
アプリケーション要件
医療機関で扱う情報は、極めて機密性の高い個人情報です。 このようなデータが仮に漏洩した場合、医療機関は法的、そして金額的にとても重大な罰則が科せられることになります。 こうした状況を防ぐため、医療システム開発者は、OSからファームウェアレベルにわたり、セキュリティ上の欠陥がないかどうか常に注意を向けています。
課題
また、BIOSを確実に保護することは難しく、実際に導入するには莫大なコストや、複雑な暗号化メカニズムが必要となります。仮にBIOS内にマルウェアソフトウェアに侵入された場合、システム全体に多大な影響をもたらすことになります。
ソリューション
そこで、アドバンテックでは、ブートガードテクノロジーを利用した「BIOS保護ソリューション」を提案しています。このソリューションではBIOSの更新中にセキュリティ検証を実行しますが、認証されたコードモジュールを含まないBIOSはすべてブロックされます。そして、BIOS更新が失敗した際に修復メカニズムを行い、これによりさらなるシステムの安定性とセキュリティを強化することが可能です。 バックアップされたBIOSは、指定された場所に安全に保存され、修復時に呼び出されます。
当事例でのキーポイント
- BIOSセキュリティに関する費用効果の高いソリューション！
- 使いやすいインターフェイスで、起動デバイスに対応！
- BIOS更新が失敗した際の自動修復メカニズムで、運用コストが削減！
Mini-ITXマザーボード AIMB-233
- Intel®Core™コアi7-8665UE / i5-8365UE / I3-8145UE、 Celereon 4305UE、15W TDP、BGA 1528 16nmプロセッサをサポート
- 最大32 GBのデュアルチャネルDDR4-2400 260ピンSODIMMをサポート
- マルチ表示I/OによるHDMI,Type C Alt., LVDS (eDP)の3画面独立表示をサポート
- PCIex1、2x M.2（1x F / S miniPCIe）、4x USB 3.1、2x USB 3.0、2x SATA IIIをサポート
- 12V〜24Vの広範囲なDC電源入力とロープロファイルをサポート
- WISE-DeviceOn, 組み込みソフトウェアAPIをサポート
Mini-ITXマザーボード AIMB-286
- Intel H310チップセット搭載の第8/9世代Intel®Core™iプロセッサ（LGA1151）対応
- 2つの260ピンSO-DIMM、最大32GB DDR4 2666MHz SDRAM
- PCIe x 4（Gen 3）、1 M.2 Bキー、1 M.2 Eキー、4 USB 3.0および3 SATA III対応
- DP / HDMI / LVDS（またはeDP）のデュアルディスプレイ対応
- TPM 1.2 / 2.0対応（オプション）
- 12V DC入力のTHIN Mini-ITX
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