アドバンテックの ARK シリーズのファンレス組込みシステムは CE、FCC、CCC、UL、BSMI、CB を含むさまざまな安全認証を取得しており、安全規格を厳格に順守する国でも販売できます。
-
CE:欧州共同体(CE マーク)
CE マークは、欧州経済地域(EEA)内で販売される特定製品に義務付けられる適合マークです。CE マークは EEA 域内にて製造または販売用に設計された後、EEA 域外にて販売される製品にも表示されています。これにより、CE マーキングは欧州経済地域に馴染みのない人々も含め、世界中で認知されています。CE マーキングは、製品が対象の EC 指令の要求を満足しているというメーカーの宣言となります。
-
FCC:連邦通信委員会
FCCはアメリカ合衆国の全50州、コロンビア特別区、米国領土における無線、テレビ、有線、衛星、ケーブル局の州間通信を規制する目的で米国議会法令により設立された、米国政府の独立機関です。FCCはブロードバンド、競争、周波数、メディア、治安、国土安全保障の6分野で目標を立てて活動を行っています。
-
CCC:中国製品安全強制認証
CCCは中国市場にて輸入、販売、使用される多くの製品に対する強制安全マークです。このマークは以前に存在した中国の強制検査システムの2つ、CCIB(安全マーク)とCCEE(「万里の長城」マークとも呼ばれた、電気製品向けのマーク)を単一の手続きに統合した結果、生まれました。CCC マークは中国で製造された製品と、外国から輸入された製品の両方に要求されます。
-
UL
UL(アンダーライターズ・ラボラトリーズ)は米国発のグローバルな安全認証およびコンサルティング機関です。UL は前世紀における新技術の安全性解析に数多く参加しており、中でも電気の一般家庭への普及と電気製品や部品の安全規格策定が特に知られています。UL はメーカー、小売店、政策立案者、規制当局、サービス企業、消費者を含む、様々な顧客に対して、安全関連の認証、検証、試験、検査、監査、指導、訓練などのサービスを提供します。
-
BSMI:経済部標準検験局
BSMIは台湾における経済部の標準検験局を指し、台湾における規格制定、計測、製品検査を担っています。製品は安全性、EMC、関連の試験要求をまず満たす必要があり、その後に初めて BSMI マークの申請を行えます。
-
CB
IEC CB スキームは、単一の認証を元に世界市場へアクセスするための、電気および電子製品の国際認証を可能にする多国間協定です。IECEE と NCB(国家認証機関)の下で組織された参加機関は CB 試験ラボ(CBTL)を通じてこの仕組みを支持します。CBTL(認証済試験ラボ)にて整合規格に基づいて認証された後、各製品は国家認証機関へ提出可能な CB レポートを受け取ります。