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ステップ 1評価
- 組込み OEM のお客様 (OEM 様) がアドバンテック、マイクロソフト社認定エンベデッドディストリビュータに問い合わせます。
- OEM 様がアドバンテックから評価ソフトウェアを受領するか、必要に応じて、完全版ツールキットを購入します。
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ステップ 2CLA 締結
- OEM 様が OEM CLA に電子署名します。
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ステップ 3開発とテスト
- FES および POSReady 製品向けに、アドバンテックがインストール用の OPK(OEM プレインストールキット)を提供します。
- WES および CE 製品について、OEM 様がマスターエンベデッドイメージの開発を完了します。
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ステップ 4ライセンス注文
- OEM 様がアドバンテックにランタイムライセンスと関連製品資料 (APM) を注文します。
- FES とサーバー製品の場合、キーは COA または COA に付随するパンフレットに記載されています。
- WES、POSReady、CE 製品の場合、お客様が最初の注文でマイクロソフト社にプロダクトキーを申し込みます。
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ステップ 5配布
- お客様がエンベデッドシステムを製造し、CLA の記載に従い、正規品証明書とエンドユーザー使用許諾契約書を添付して出荷します。
用語
エンベデッド基本契約書 (Embedded OEM Customer License Agreement; OEM CLA)
Microsoft Embedded ライセンス製品を取得するために OEM 様が署名する必要がある標準の基本契約です。詳細は下のプロセスを参照してください。

追加ライセンス規定 (Additional Licensing Provisions; ALP)
ALP は個別の Microsoft Embedded ライセンス製品に対する製品使用権と制限を規定します。ALP は、マイクロソフト社認定複製事業者 (Microsoft Authorized Replicator; AR) より提供され、アドバンテックが供給する関連製品資料 (Associated Product Material; APM) パッケージに含まれています。
OEM プレインストールキット (OEM Preinstallation Kit; OPK)
FES、サーバー、または POSReady オペレーティングシステムをベースとしたソフトウェアを含むキットです。エンベデッドチャネルにおいてこれらの製品はデスクトップ製品として設計されていますが、マイクロソフト社はライセンス規定または製品をどのようにカスタマイズできるかを示した組込み制限を含めています。
ランタイムライセンス
OEM 様が一連のエンベデッドシステムに、Microsoft Embedded ライセンス製品をベースとしたイメージを複製することを許可します。ランタイムライセンスの注文後、OEM 様は関連製品資料 (APM) をアドバンテックから受領します。APM はマイクロソフト社が変更することがある資料ですが、エンベデッドシステムの配布に必要です。APM は通常 COA(ラベル)と、ライセンス済み製品別のエンドユーザー使用許諾契約 (EULA) 条項を含む ALP の 2 項目で構成されています。配布を目的とした各エンベデッドシステムにランタイムライセンスが必要です。
正規品証明書 (Certificate of Authenticity; COA)
シリアル番号が記載されたラベルで、Embedded Microsoft オペレーティングシステムを搭載したデバイスに貼付されます。COA は不正コピー防止と製品追跡のツールで、ライセンス証明書となります。製品固有の名称がラベルに印刷されています。詳細は COA のセクションを参照してください。
ランタイムキー (PID)
COA または COA に付随するパンフレットに記載されている英数字の文字列で、各マイクロソフト製品に指定された固有の識別番号です。ランタイムキーは正規品であることを証明し、一連の組込みシステムにイメージをフラッシュするために使用されます。
エンドユーザー使用許諾契約 (EULA)
利用規約をエンドユーザーに伝える必要があるため、EULA を出荷される OEM デバイスに添付する必要があります。詳細は COA のセクションを参照してください。
FES
標準 OS の「Professional for Embedded System」の略です。
WES
「Windows Embedded Standard」の略です。